アスリートのセカンドキャリア失敗例5つと回避法

メンタル・生き方
  • 「引退したらどうやって生きていけばいいんだろう…」
  • 「セカンドキャリアで失敗する人って、なにが原因なの?」
  • 「自分もいつか引退するけど、何から準備すればいい?」

こんな不安を抱えていませんか?

いちゃりば
いちゃりば

元Jリーガーの僕が経験から断言できます。

セカンドキャリアの失敗は、才能や運の問題ではありません。

「準備の仕方」を知らなかっただけです。

  • Jリーガーの平均引退年齢は26歳
  • 選手生命は平均3〜7年と、
  • 他のプロスポーツと比べても短い

しかも、J2の平均年俸は約500万円
退職金も年金もありません。

つまり、セカンドキャリアは「いつか来る話」じゃなく、「すぐそこにある現実」なんです。

僕自身、プロ10年で年俸120万円からスタートし、
20代で資産1,000万円を達成しました。

でもそれは、現役時代から「引退後」を考え続けたからです。

この記事を読めば、セカンドキャリアでよくある失敗パターン5つと、それを回避するための3ステップがわかります。

逆にこの記事を読まずに引退を迎えると、
「あの時知っていれば…」と後悔するかもしれません。

セカンドキャリア失敗を回避する3ステップ

結論から言うと、セカンドキャリアの失敗を回避するには、この3つが大事です。

  • 現役中に「選手以外の自分」を育てる
  • スポーツ界の「外」に人脈をつくる
  • 「小さく試して、大きく育てる」
ステップやることポイント
①現役中に「選手以外の自分」を育てる小さな副業・学び・資格取得を始めるアイデンティティの分散がカギ
②スポーツ界の「外」に人脈をつくる異業種交流会・ビジネススクールに参加現役の肩書きがあるうちに動く
③「小さく試して、大きく育てる」いきなり起業せず、まず経験を積む失敗コストを最小化する

「え、たったこれだけ?」と思うかもしれません。

でも、この3つを現役中から始められるかどうかが、

セカンドキャリアの明暗を分けます。

セカンドキャリア準備度チェックリスト

まず、今の自分の状態をチェックしてみてください。

  • 引退後にやりたいことが、
    ぼんやりでも1つある
  • スポーツ界以外に、
    連絡を取れる知人が3人以上いる
  • 競技以外で、月に1時間以上
    「学び」の時間をとっている
  • 自分の強みを
    「競技力」以外で3つ言える
  • 貯金が生活費6ヶ月分以上ある

3つ以上チェックがついた人は、良いスタートが切れています。

2つ以下の人は、この記事を最後まで読んでください。

今日からできることがあります。

セカンドキャリアの失敗パターン5つ

失敗①:引退直後に「勢い」で起業してしまう

いちゃりば
いちゃりば

これがセカンドキャリアで最も多い失敗です。

元プロボクサーが引退後すぐにジムを開業したものの、経営ノウハウがなく2年で閉店。

「有名だから客は来る」という考えが、
資金ショートを招いた事例があります。

元Jリーガーで飲食店を開業する人も多いですが、

  • 飲食業界の3年以内の廃業率は約50%。

経験のない業界に、
いきなり全財産を投じるのは、ギャンブルと同じです。

僕もプロになった当初、
年俸120万円で「このままじゃヤバい」と感じました。

だから現役中から、お金の勉強を始めた。

あの時の危機感がなかったら、今の自分はいなかったと思います。

心理学では「計画的偶発性理論」という考え方があります。

  • キャリアの8割は予期しない出来事で決まる。

でも、「準備している人」だけが、
その偶然をチャンスに変えられるという理論です。

つまり、偶然に備えるための「準備」こそが、
セカンドキャリアの成功を決めるのです。

失敗②:「選手」というアイデンティティを手放せない

引退後に最もつらいのは、
「自分は何者なのか」がわからなくなること。

僕も引退が近づいた時期、

いちゃりば
いちゃりば

サッカーがなくなったら、自分には何が残るんだろう

と怖くなりました。

スパイクを脱いだ瞬間、
自分のアイデンティティごと消えてしまう気がした。

心理学では、これを「アスリート・アイデンティティの危機」と呼びます。

自分のすべてを競技に結びつけてきた人ほど、引退後の喪失感が大きくなる。

  • でも、「選手としての自分」は消えない。

それに「新しい自分」を足していくだけなんです。

引き算じゃなく、足し算で考えることが大切です。

失敗③:スポーツ界の人脈「だけ」に頼る

いちゃりば
いちゃりば

「現役時代の人脈があるから大丈夫」は、最も危険な思い込みです

現役時代の人脈は、当然ながらスポーツ界に偏っています。

飲食店を開業した元アスリートが、

  • スポーツ関係者だけの集客に頼り
  • 一般客の開拓ができずに
  • 閉店したケースは少なくない

ここで重要なのが、現役中に「スポーツ以外の人脈」をつくっておくことです。

アスリート
アスリート

なぜ「現役中」が大事なんですか??

それは、「現役プロ選手」という肩書きには、ものすごい引力があるからです。

異業種交流会に、

  • 「元選手」として行くのと
  • 「現役選手」として行くのでは、

相手の反応がまったく違います。

僕自身も、現役中に出会った人たちから、
お金の知識やビジネスの考え方を教わりました。

あの出会いがなければ、
20代で資産1,000万円は絶対に無理でした。

行動経済学でいう「ネットワーク効果」です。

人脈は、数が増えるほど価値が加速度的に高まる。

早く始めた人ほど、引退時の人脈資産が大きくなります。

失敗④:「お金の知識」がないまま引退する

いちゃりば
いちゃりば

Jリーガーの引退時には、退職金も年金も支給されません。

文部科学省の調査では、
引退後の生活に不安を感じるアスリートの73.7%が「収入面」を挙げています。

にもかかわらず、現役中にお金の勉強をしている選手はごくわずかです。

よくある失敗パターンは、こんな流れです。

  • 現役中に稼いだお金を
  • 「全額」投資や起業に注ぎ込む
  • うまくいかない
  • 生活費がなくなる
  • 焦って安易な仕事に就く

結果、「こんなはずじゃなかった」と後悔する。

これは「損失回避バイアス」が裏目に出たケースです。

  • せっかく貯めたお金を減らしたくない
       ⇊
  • だから一発で成功しなきゃ
       ⇊
  • 全額を賭けてしまう

皮肉なことに、

  • 損をしたくないという心理が
  • 最大の損失を招く

僕がプロ1年目に年俸120万円だった時、
最初にやったのは「お金の勉強」でした。

地味ですけど、この地味な積み重ねが、
20代で1,000万円の資産につながりました。

お金の知識は、競技力と同じくらい大事な「スキル」です。

関連記事:元Jリーガーの資産公開|2731万円達成。でも「お金はただの道具」だと気づいた話

失敗⑤:「一人で全部やろう」とする

いちゃりば
いちゃりば

助けを求められないのは、強さではありません。

  • 弱さです。

アスリートは「自分の力で結果を出す」ことに慣れています。

  • だからこそ、引退後も一人で何もかも解決しようとしがち。

しかし、ビジネスの世界では
「助けを借りる力」こそが最大の武器。

  • キャリアコンサルタント
  • 税理士
  • 先輩起業家

専門家の知恵を借りるだけで、避けられる失敗はたくさんあります。

僕もプロになりたての頃は、すべて自分で解決しようとしていました。

でも、ある時気づいたんです。

「一人でできることには、限界がある」と。

心理学では「自己効力感」という概念があります。

「自分にはできる」と信じる力のこと。

でもこれ、一人で強がることでは育ちません。

小さな成功体験を積み重ねることで、
少しずつ育っていくものなんです。

だからこそ、専門家の力を借りて「小さな成功」を積み上げることが大切です。

データで見るセカンドキャリアの現実

項目数値
Jリーガーの平均引退年齢26歳
J2リーグの平均年俸約500万円
引退後に収入面の不安を感じる割合73.7%
引退後に進路面の不安を感じる割合67.9%
戦力外Jリーガーのサッカー関連職就職率約60%

このデータから見えるのは、

  • 失敗は「個人の能力不足」ではなく、
  • 「構造的な問題」だということです。

つまり、システムの問題なんです。あなたが悪いわけじゃない。

だからこそ、「仕組み」で解決する必要があるんです。

それが、先ほどの3ステップです。

「まだ先の話」と思ったあなたへ

  • 「でも、自分にはまだ時間がある」
  • 「今は競技に集中したい」
  • 「引退なんてまだ先の話だ」

そう思った方にこそ、伝えたいことがあります。

行動経済学に「現在バイアス」という考え方があります。

人は「将来の大きなメリット」よりも、

  • 「今の小さな快適さ」を優先してしまう

傾向があります。

「来年から始めよう」は、たいてい「永遠にやらない」と同じです。

この記事が響かなかった人、つまり

  • 「自分には関係ない」
      と思った人ほど
  • 実は一番リスクが高い

なぜなら、失敗した人の多くが、かつて同じことを思っていたからです。

まとめ:現役中から準備をする

ステップやること今日からできること
①「選手以外の自分」を育てる競技以外の学び・副業を始める本を1冊買う。ジャンルは何でもいい
②スポーツ界の「外」に人脈をつくる異業種交流会・勉強会に参加SNSでスポーツ以外の人を1人フォローする
③「小さく試して、大きく育てる」いきなり全額投資せず、小さく経験を積む副業・投資を小さく始める

「本を1冊買う」でも、「知らない業界の人のSNSをフォローする」でも、

いちゃりば
いちゃりば

なんでもいいんです。

  • 大事なのは、「今日、何か1つ動いた」という事実

その小さな一歩が、3年後のあなたを救います。

僕もプロ1年目、年俸120万円の不安の中で、

最初にやったのは「お金の本を1冊読むこと」でした。

たったそれだけのことが、
人生を変えるきっかけになりました。

あなたの競技人生で培った

  • 粘り強さ
  • 目標に向かう力
  • チームワーク

それは、どんな業界でも通用する最強の武器です。

セカンドキャリアは、終わりじゃない。

新しいステージの始まりです。

あなたの参考になれば幸いです。

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