こんにちは。アスリートの教養ブログ管理人のいちゃりばです。
今日はこんな悩みに答えます
この記事を読めば、槙野監督が掲げた「ミラージオ」がどこまで体現できたのか、そしてJ1昇格に向けた課題が何なのかが、データと事実ベースで、すっきりわかります。
逆に、知らないまま新シーズンを迎えると、「なんで藤枝は勝てないんだろう…」とモヤモヤしたまま、試合を見ることになります。
そもそも「ミラージオ(Mirageo)」って何?

ひとことで言うと、「相手にわからない、変幻自在の攻撃で、見ている人の心を奪うサッカー」。
ポゼッション(ボール保持)だけじゃない。
ショートカウンターだけでもない。
これが槙野監督の描いた理想。
さらに、戦術テーマとして「奪う」を掲げている。
正直、就任会見でこの言葉を聞いたとき、

かっこいいけど、本当にできるのか?
と思った人も多いはずです。
僕も同じでした。
元Jリーガーとして現場を経験した身としては、
「スローガンだけで勝てるほどJ2は甘くない」と。

でも、だからこそ気になった。実際のデータはどうだったのかと?
【データ分析】2026シーズン前半戦の「通信簿」
藤枝MYFCの成績(百年構想リーグ・地域ラウンド)
まず、数字を見てみましょう。
| 項目 | データ |
|---|---|
| 順位 | WEST-B 5位 |
| 勝ち点 | 24(16試合消化時点) |
| 90分勝敗 | 5勝7分4敗 |
| 前年(2025季) | J2 15位(9勝12分17敗・勝ち点39) |
一見すると、「5位ならまあまあじゃない?」と思うかもしれません。
でも、ここに大きな落とし穴があります。
引き分けの多さが致命的
18試合中、約半数にあたる9試合がPK戦にもつれこむ引き分けです。
90分間で決着がつかない試合が多すぎる。

これは何を意味するか?
「攻撃は形になりつつあるけど、ゴールを”奪い切る”力がまだ足りない」ということです。
心理学でいう「損失回避バイアス」に似ています。
チーム全体に、まだこの“守りの心理”が残っている可能性がある。
これはミラージオの「変幻自在に攻める」という理想とは、まだギャップがある。
開幕戦の0-2敗戦が示したもの
象徴的だったのが、開幕節のFC岐阜戦。
J3のクラブに対して、いきなりの完封負け。
新戦術の浸透には時間がかかる。これは監督業の宿命です。
でも、槙野監督はここで慌てなかった。
翌週の松本山雅戦ではスタメン5人を入れ替え、
キャプテンマークを新加入の菊井悠介に託すという“粋な采配”を見せます。
菊井が古巣相手にFKとPKで2得点。
この修正力と決断力は、
槙野監督の「人を動かす力」の証明でした。
「ミラージオ」は体現できたのか?

結論:60点。合格ラインには届いていない。でも、芽は確実に出ている。
体現できた部分
1. チームの「基準」が変わった
槙野監督が最初に選手に要求したのは、戦術以前のことでした。
- 走ること
- 戦うこと
- 仲間を助けること
この3つを徹底したことで、チームの土台が明らかに変わりました。
2025シーズンは17敗。勝ち点39で15位。
それが2026シーズン前半だけで、
90分での敗戦はわずか4。負け癖が消えつつあります。
2. 菊井悠介という「心臓」の獲得
背番号10。守田英正の親戚。
松本山雅でキャプテンを務めた男を引き抜いたのは、
ミラージオの「変幻自在な攻撃」を体現するピースとしてでした。
開幕から決定的な仕事をしており、チームの攻撃の核になっています。
3. スタジアムの雰囲気が変わった
半年経過時点の記事(サッカー批評Web)では、
スタンドから「ミスター!」の声が沸き起こり、試合後には「楽しんでいただけましたか?」と槙野監督がサポーターに語りかける場面が報じられている。
平均観客数5,029人→8,000人という目標は、
数字以上に「クラブの空気を変える」という意味を果たした。
体現できていない部分
1. 得点力不足
ミラージオの核心は「ゴールを奪うこと」。
しかし、いわきFC戦のような0-0の試合に象徴されるように、最後の仕上げの精度が足りない。
これはサッカーでもっとも解決が難しい課題。
2. 「変幻自在」がまだ「ポゼッション偏重」に見える
菊井のコメントが示唆的でした。
ミラージオの理想は、状況に応じて攻撃の色を変えること。
でも実際は、ショートパス主体の攻撃パターンに偏りがちで、
相手に対策されやすい状態になっている可能性があります。
をもっと増やせるかが、新シーズンのカギです。
3. 勝ち切るメンタリティ
90分で6勝3敗。勝率自体は悪くない。
問題は、7試合もの引き分けがあること。
行動経済学でいう「現状維持バイアス」が働いている可能性があります。
「このまま引き分けでもいいか」という無意識の思考が、
後半の攻撃の手を緩めさせているかもしれない。
槙野監督自身がイエローカードをもらうほどの熱量で選手を鼓舞するシーンがありましたが、その「闘争心」がチーム全体に浸透するには、もう少し時間が必要です。
槙野監督に共感する理由


実は僕も、引退して「新しい環境でゼロから挑戦する」経験をしています。
元Jリーガーとして、年俸120万円からプロ生活をスタートした。
でも、「自分の成り上がりた」という気持ちだけで戦ってきた。
槙野監督の凄みは、挑戦にある。
35歳で引退して、3年間準備に費やした。
品川CCで監督経験を積み、
JFAのProライセンスを取得した翌日に就任が決まるという異例のスピード。
「準備してきた人間に、チャンスは来る」。

これは僕自身がセカンドキャリアで痛感していることです。
だからこそ、槙野監督の挑戦を、
データと事実ベースでしっかり追いかけたいと思っています。
新シーズンの展望:J1昇格への3つのカギ

カギ①:得点パターンの多様化
ミラージオの「変幻自在」を本当に体現するなら、
のバリエーションが必要。
菊井のFK精度は武器。
ここに「もう一人」のゴールゲッターが出てくるかが最大のポイント。
カギ②:引き分けを勝ちに変える「決定力」
90分で決着をつけられるチームになること。
具体的には、
後半70分以降の得点パターンを確立すること。
「ここで決める」という共通認識がチームに浸透すれば、勝ち点は一気に伸びる。
カギ③:槙野監督の「人間力」を戦術に落とし込む
槙野監督の最大の武器は、人を動かすコミュニケーション力。
この「人間力」を、ピッチ上の「戦術的な引き出し」にどう変換するか。
そこが落とし込めると目標の
「勝ち点65・6位以内」は、まだ十分射程圏内になる。
まとめ:データが示すのは期待
ミラージオは「60点」。芽は出ているが、花が咲くのはこれから。
- 2025シーズン15位から、
2026前半戦5位へ。確実にチームは変わっている - 引き分け(PK戦)の多さが最大の課題。
- 得点力不足が「ミラージオ未完成」の証拠
新シーズンは、
- 「得点パターンの多様化」
- 「引き分けを勝ちに変える力」
- 「人間力の戦術化」
が3大カギ。
槙野監督は言っている。
その言葉が現実になるかどうか。新シーズンが証明してくれるはずです。
あなたの参考になれば嬉しい。
データと心理この二つから物事を見ると、サッカーはより楽しくなる。
Just do it



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