俺は保険で損した。元Jリーガーが語る、アスリートに必要な保険と不要な保険

お金・投資

アスリートほど、保険でカモにされている。

これは煽りじゃない。俺自身の実体験だ。

プロサッカー選手を10年間やった。

20代で資産1,000万円をつくった。

でも、もっと早く「保険の正体」を知っていたら、その額はさらに増えていたと断言できる。

結論から言う。

アスリートに必要な保険は、5つ+傷害保険だけ。それ以外は全部いらない。

しかも月5,000円以内で収まる。

  • 「え、自分もっと払ってるんだけど…」

そう思った人は、この記事を最後まで読んでほしい。

あなたが今払っている保険料の中に、保険営業マンの給料が含まれている可能性が高い。

この記事を読むことで、以下4つのことが理解できる。

  • アスリートに必要な保険は5つ+傷害保険だけ
  • 一番やってはいけない「貯蓄型保険」の見抜き方
  • 保険の営業マンが使う心理テクニックの正体
  • 月5,000円以内に保険料を抑える方法

アスリートに必要な保険は5つだけ——それ以外は「相手のメシの種」

まず結論をはっきり出す。

一般の社会人も含めて、入るべき保険はこれだけだ。

必要な保険理由
火災保険火事で家を失ったら生活が破綻する
自動車保険(対人・対物)事故の賠償は数千万〜億単位になる
自転車保険(個人賠償)自転車事故でも9,500万円の判例あり
掛け捨て死亡保険家族がいるなら最低限の保障は必要
収入保障保険働けなくなったときの生活費を確保
  • 絶対に掛け捨て一択。

月5,000円以上払っている人は、今すぐ見直す必要がある。

最近はYouTubeでも保険不要論を伝えてくれる人がいて、マジで有益な情報を発信してくれる方がいることに感謝している。

でも、ここからがアスリート特有の話だ。


アスリートだけは「傷害保険」に入れ——怪我=収入ゼロの世界

上の5つに加えて、アスリートは傷害保険に必ず入ってほしい

これだけは、一般の人と違う。

傷害保険とは何か

傷害保険とは、「急激・偶然・外来の事故」によってケガをした結果、入院・通院したり、死亡した場合に保険金が支払われる保険だ(日本損害保険協会)。

なぜアスリートに必須なのか。

理由はシンプルだ。

アスリートは、一般人より圧倒的に怪我する確率が高い職業だから。

傷害保険に助けられた実体験

プロサッカー選手を10年間やった中で、傷害保険には本当に助けられた。

Jクラブであれば、入院費・治療費はチームが負担してくれる。

でも、怪我している期間の——

勝利給、ゴール給、無失点給。

これらは一切入ってこなくなる。

怪我で離脱している間、チームメイトが勝利してボーナスをもらっている横で、自分はゼロ。

この精神的ダメージは想像以上に大きかった。

自分で傷害保険に入っておけば、怪我で収入が減っても保険でカバーできる。

その安心感があるだけで、競技にもっと集中できる。

スポーツ選手は保険に入れない?——職業制限の現実

実は、プロスポーツ選手は保険会社から「高リスク職業」に分類されている。

一般のサラリーマンと同じ条件では加入できないケースすらある。

保険会社の告知書には職業欄がある。

ボクサー、プロ格闘家、スカイダイビングの選手——こうした「怪我リスクの高い職業」は、加入を断られたり、保険料が割増になることがある。

保険会社からすれば、デスクワークの人間とプロアスリートが同じ保険料なのはフェアじゃないという理屈だ。

だからこそ、入れるうちに傷害保険に入っておくことが大事だ。


そもそも保険ってなんで入るの?——この「原則」を知れば騙されない

ここで一つ、大事な考え方を伝えたい。

保険に入る理由。

それは——

万が一リスクが発生したとき、経済的に破綻するのを防ぐため。

これだけだ。

この原則さえ頭に入れておけば、不要な保険に入ることはなくなる。

スマホ保険が不要な理由

たとえばスマホの保険。

スマホが壊れたとして、修理代はいくらだ?

高くても10万円もいかない。

10万円なら、貯金でカバーできる。

仮に10万以上かかるなら、新しい機種に変えればいい。

生活が破綻しない出費に、保険は要らない。

独身に死亡保険が不要な理由

もう一つ。

独身の死亡保険。

死んでも、誰のためにお金を残す?

冷静になればわかる。

でも、結構入らされているアスリートは多いのが現状だ。

保険営業マンが使う「損失回避バイアス」の罠

心理学に「損失回避バイアス」という考え方がある。

人間は「得をすること」よりも「損をすること」に2倍以上の恐怖を感じる。

保険の営業マンは、この心理を熟知している。

  • 「もし○○になったらどうしますか?」
  • 「万が一のとき、家族は?」

「もし」「万が一」——この言葉で不安を煽り、冷静な判断力を奪う。

でも、本当に経済的に破綻するリスクは、実はそんなに多くない。

火事、交通事故、高額賠償、家族の生活費——これだけだ。

それ以外の「もしも」は、貯金で対応できる。

保険の原則を知っていれば、営業トークに揺さぶられることはない。


俺が一番後悔した保険——「貯蓄型保険」の正体

ここから、実体験を話す。

プロ時代、俺は保険の営業マンに言われるがまま、ある保険に入った。

「貯蓄型保険」だ。

これが、一番の後悔だ。

貯蓄型保険と掛け捨て保険の違い

貯蓄型保険とは、生命保険と資産形成がセットになった商品のこと。

  • 「保険で守りながら、お金も貯まりますよ」

営業マンはそう言った。

一方、掛け捨て保険は保障だけに特化した保険だ。

月々の保険料が安く、必要な保障だけを得られる。

項目掛け捨て保険貯蓄型保険
月額(30歳・死亡1,000万円)約1,000〜2,000円約15,000〜20,000円
保険会社の手数料低い高い(20〜50%が経費)
資産形成差額をNISAで運用可利回り0.5〜1.5%程度
おすすめ度

完全なるぼったくりだった。

「アンカリング効果」で判断力を奪われた話

貯蓄型保険には、多額の手数料が含まれている。

本来なら、その手数料分も資産運用のタネ銭にできたはずだ。

でも現実は、保険営業マンの懐に入っていた。

しかも当時の俺は、独身だった。

独身の男に生命保険を勧めてくる営業マン。

今思えば、「こいつはカモだな」と思われていたに違いない。

心理学に「アンカリング効果」という考え方がある。

最初に提示された情報が、その後の判断の基準になってしまう現象だ。

  • 「満期でお金が返ってきます」
  • 「将来のためになります」

営業マンが最初に見せた「返戻金○○万円」という数字。

あれが俺の判断の基準(アンカー)になってしまった。

でも実態はどうか。

増えているのではなく、取られながら返されているだけだった。

しかも、手数料で莫大なお金を吸われていた。

無知は搾取される。

怒りを通り越して、虚しくなった。


不要な保険の見抜き方——この2つのワードが入っていたら逃げろ

じゃあ、どうやって貯蓄型保険を見抜けばいいのか。

見分け方はシンプルだ。

以下のワードが入っている保険は、入る必要がない。

危険ワード正体
養老保険・終身保険手数料が高く、利回りが低い貯蓄もどき
「貯蓄」「積立」「返戻金」保険で貯金させる仕組み。NISAの方が合理的

この2つのワードが出てきたら、どんなに営業マンが良い人でも、逃げろ。

保険と投資は「別々にやる」が鉄則

資産運用と保険は、別々にやる。

これさえ理解しておけば、カモにされることはなくなる。

保険は掛け捨て。

投資はNISA。

これが鉄則だ。

広告の裏側を知った俺が断言する——保険営業の「構造」

俺はWebマーケティングの会社で、広告の裏側を見てきた経験がある。

  • 「仮想敵を作る」
  • 「不安を煽る」
  • 「○○するだけで簡単」

こうした手法で人の心理を操る世界を内側から見てきた。

保険の営業もまったく同じ構造だ。

あなたの「不安」を商品に変えて、売りつけている。

でも、あなたが悪いわけじゃない。

知らなかっただけだ。

知った瞬間から、搾取される側から抜け出せる。


アスリートのお金が狙われている——928億円が詐欺で消えたデータ

ここで一つ、衝撃的なデータを紹介する。

世界的な会計コンサルティング会社EYの2021年レポートによると、

プロアスリートは2004年から2019年にかけて、詐欺により約6億ドル(約928億円)を失っている。

928億円だ。

大谷翔平選手の事件が教えてくれたこと

大谷翔平選手の通訳・水原一平氏の事件も記憶に新しい。

大谷選手ですら、約3年間給与口座にアクセスしていなかったという。

元NFL選手でファイナンシャルプランナーのザック・ミラー氏はこう言っている。

  • 「毎年、どれだけのお金を使っているかを知っている選手はほとんどいない」

サッカーに限らず、アスリートは「お金の知識」が圧倒的に足りない。

保険だけじゃない——あらゆる方向から狙われている

保険の詐欺まがいの商品だけじゃない。

投資詐欺、不動産詐欺、マルチ商法——あらゆる方向から狙われている。

俺自身も、コロナ禍に投資詐欺で300万円を失った経験がある。

だからこそ断言する。

無知は、最大のリスクだ。

保険の話はその入り口にすぎない。


アスリートの保険見直しチェックリスト

ここまで読んでくれた人のために、今すぐにできる行動をまとめる。

ステップ1:今入っている保険をすべて書き出す

保険証券を引っ張り出して、商品名・月額保険料・保障内容を一覧にする。

これだけで「こんなに払ってたのか」と驚くはずだ。

ステップ2:「養老」「貯蓄」「積立」のワードがないかチェック

もしあったら、それは解約を検討すべき保険だ。

解約返戻金が出るなら、
それをNISAの投資資金に回す方がよっぽど増える。

ステップ3:必要な5つ+傷害保険だけに絞る

火災保険、自動車保険、自転車保険、死亡保険or収入保障保険(子どもがいる場合のみ)、傷害保険。

すべて掛け捨てで、月5,000円以内に収める。

浮いたお金はNISAで資産運用に回す。

これだけで、あなたのお金の流れは劇的に変わる。


よくある質問

Q. 医療保険は入らなくていいの?

日本には高額療養費制度がある。

月の医療費が一定額を超えると、超えた分は国が負担してくれる仕組みだ。

つまり、入院しても実際の自己負担はそこまで大きくならない。

数十万円の一時的な出費なら、貯金で対応できる。

だから、医療保険は基本的に不要だ。

Q. アスリートは保険に入りにくいって本当?

本当だ。

プロスポーツ選手は「危険職業」に分類されることがある。

保険会社の告知書には職業欄があり、
プロ格闘家やボクサーなどは加入を断られるケースもある。

サッカー選手は比較的加入しやすいが、保険料が割増になることはある。

だからこそ、現役のうちに必要な保険に入っておくことが重要だ。

Q. 保険の営業マンに勧められたら、どう断ればいい?

「検討します」と言ってその場を離れるのが一番だ。

営業マンはその場で決断させようとしてくる。

「今だけのキャンペーン」
「今月中に申し込めば」

——こうした言葉はすべてテクニックだ。

持ち帰って、冷静な状態で判断する。

それだけで、不要な保険に入るリスクは激減する。


まとめ——保険は「お守り」じゃない。「道具」だ

保険を「お守り」だと思っている人が多い。

  • 「入っておけば安心」
  • 「なんとなく持っておきたい」

その感覚が、営業マンにつけ込まれる隙になる。

保険は道具だ。

必要な場面で、必要な分だけ使うもの。

まとめると——

保険判定
火災保険〇必要
自動車保険(対人・対物)〇必要
自転車保険〇必要
掛け捨て死亡保険△家族がいるなら必要
収入保障保険〇必要
傷害保険(スポーツ用)〇現役なら必要
貯蓄型生命保険❌ 不要
医療保険❌ 高額療養費で十分
外貨建て保険❌ 不要
学資保険❌ NISAの方が合理的

保険は掛け捨て。投資はNISA。この2つを別々にやる。

これさえわかっていたら、保険で損することは減る。

俺は痛い思いをして、ようやく気づいた。

でも、この記事を読んでくれたあなたは、俺と同じ失敗をする必要はない。

知識をつけることで、あなたの競技人生も、その先の人生も、もっと豊かになる。

その一つのきっかけになれたら嬉しい。

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