こんな経験、ありませんか?
僕は元Jリーガーとしてプロで10年プレーしました。
断言します。
アスリートが最も騙されているのは、保険です。
投資詐欺や不動産トラブルも多い。
なぜなら「騙されている」と気づかないからです。

そう思って毎月何万円も払い続けている選手を、僕はたくさん見てきました。
この記事を読めば、保険で無駄なお金を払わないための判断基準がわかります。
アスリートが保険で騙されないための3ステップ

結論:アスリートが保険で騙されないためには、この3つを知っておくことが大事です。
| やること | ポイント |
|---|---|
| 「誰のために入るのか」を考える | 独身なら生命保険はほぼ不要 |
| 「先輩の紹介」を疑う勇気を持つ | 権威バイアスに騙されない |
| 保険と投資を混ぜない | 保険は保険、投資は投資。役割がまったく違う |
この3つを押さえるだけで、年間数十万円の無駄を防げます。
保険を見直す3つの疑問:
この3つに答えるだけで十分です。
もし
なら、見直しのサインです。
「誰のために入るのか」を考える ── 独身に生命保険はいらない
生命保険の本来の目的は、自分が死んだあとに家族の生活を守ることです。
つまり、「お金を遺す相手がいるかどうか」がすべてです。
独身の選手に、生命保険はほぼ必要ありません。
これはファイナンシャルプランナーの間でも常識です。
この確率のために、毎月何万円も払い続ける意味があるでしょうか。
日本の生命保険加入率は89.8%と、世界的に見ても異常に高い。
年間の平均保険料は37.1万円。月にすると約3万円です。
アスリートの場合、「ケガのリスクが高い」という理由で、
さらに高額な保険を勧められることも少なくない。
でも、冷静に考えてください。
ケガで働けなくなるリスクに備えるなら、
それは「就業不能保険」や「傷害保険」の話であって、
生命保険は「死んだあと」の話。
この2つはまったく別物です。
営業マンはここを意図的にごちゃまぜにして説明してきます。
僕自身がそうでした。
プロ2年目。先輩から「いい保険の人がいるから会ってみろ」と紹介された。
当時の僕は、先輩の言葉を断る選択肢なんて持っていませんでした。
それでも「万が一のために」と言われて、生命保険に加入しました。
今思えば、あの「万が一」は、僕にとっての万が一ではなく、
結婚してから入ればいい。
扶養家族ができてから考えればいい。
未婚のアスリートに生命保険は、いらない。
これが結論です。
「先輩の紹介」を疑う勇気を持つ ── 権威バイアスの罠

なぜアスリートは保険で騙されやすいのか。
その最大の理由は、心理学でいう権威バイアスです。
権威バイアスとは、「自分より立場が上の人の意見を、無条件に正しいと思い込む心理」のこと。
先輩が「これ、いいよ」と言えば、「いいんだろうな」と思ってしまう。
チーム内の上下関係は厳しい。
しかも、その先輩自身も中身をよくわかっていないケースがほとんどです。
先輩も、そのまた先輩から紹介されて入っている。
つまり、権威バイアスの連鎖が起きているんです。
保険営業の世界では「紹介営業」がもっとも効率のいい手法とされています。
信頼関係のある人からの紹介は、成約率が圧倒的に高い。
営業マンはそれを知っている。
だからアスリートの人間関係に入り込んでくる。
チームに一人、保険営業と仲のいい選手がいれば、そこからチーム全体に広がっていく。
先輩は悪気がない。
営業マンもビジネスとしてやっている。
問題は「先輩が紹介してくれた=良い商品」
という思考のショートカットを、自分がしてしまっていることです。
僕がプロ時代に学んだことがあります。

お金に関しては、誰の意見も鵜呑みにしてはいけない。
先輩だろうが、コーチだろうが、「お金のプロ」を名乗る人だろうが。
自分で調べて、自分で判断する。
これがお金を守る唯一の方法です。
保険と投資を混ぜない ── 役割のちがいを理解する

こういうセールストークに、要注意です。
保険は保険。投資は投資。
この2つはまったく役割が違います。
保険の役割は「リスクの移転」。
万が一のときに、経済的な損失を保険会社に肩代わりしてもらうこと。
投資の役割は「資産の成長」。
お金を増やすこと。
この2つを1つの商品にまとめると、どうなるか。
つまり、「どっちつかず」の商品になる。
心理学では現状維持バイアスという概念があります。
人は一度始めたことを、たとえ損をしていても「やめられない」という心理が働きます。
保険はまさにこれが起きやすい。
こうやって、毎月のお金がずるずると流れていく。
保険営業マンにとって、
一度契約した顧客が解約しないのが最も利益になる。
だから、解約しにくい商品設計になっている。
でも、冷静に考えてください。
月3万円の保険料を10年間払い続けたら、360万円です。
その360万円を、シンプルなインデックス投資に回していたらどうなっていたか。
保険は「もしもの備え」に特化させる。
投資は「お金を増やすこと」に特化させる。
シンプルに分けるだけで、お金の効率は劇的に変わります。
心理学的根拠とデータで見る「保険の現実」

この記事で紹介した心理学的根拠
| 概念 | かんたんな説明 |
|---|---|
| 権威バイアス | 立場が上の人の意見を無条件に正しいと思い込む心理 |
| 現状維持バイアス | 一度始めたことをやめられない心理 |
データで見る「保険の現実」
| 項目 | 数字 |
|---|---|
| 日本の生命保険加入率 | 89.8%(生命保険文化センター 2024年度) |
| 年間平均保険料 | 37.1万円(月約3万円) |
| 30歳男性の死亡率 | 0.055%(1万人に5.5人) |
| 10年間の保険料総額(月3万円の場合) | 360万円 |
これらの数字は、「保険が悪い」と言いたいのではありません。
保険は必要なときに、必要な分だけ入ればいい。
問題なのは、「必要ないのに入っている」ことです。
「アスリートはケガのリスクが高いから保険は必要」への答え

でも、アスリートはケガのリスクが高いから保険は必要でしょ?
そう思った方、ちょっと待ってください。
ケガのリスクに備えるなら、
「生命保険」ではありません。
この記事で言いたいのは「保険に入るな」ではありません。
「目的のない保険に入るな」ということです。
誰に、何のために、いくら必要なのか。
これが答えられない保険は、見直しの対象です。
それがお金を守る第一歩です。
まとめ:自分の頭で考えること

| やること | チェックポイント |
|---|---|
| 「誰のために入るのか」を考える | 独身なら生命保険はほぼ不要 |
| 「先輩の紹介」を疑う勇気を持つ | 権威バイアスに気づく |
| 保険と投資を混ぜない | 保険は保障、投資は資産形成 |
まずは今、自分が加入している保険の証券を1枚だけ取り出してください。
そして、こう自分に聞いてみてください。
「この保険は、誰のために入っているのか?」
答えが出ないなら、その保険は見直しの対象です。
お金を守るのは、自分自身の判断だけです。
自分の人生は、自分で守る。
元プロとして10年間プレーし、年俸120万円から20代で資産1,000万円をつくった僕がたどり着いた答えです。
保険の話は地味です。
サッカーのプレーほど派手じゃない。
でも、この「地味な知識」が、
あなたの選手生活を、引退後の人生を、大きく変えます。
騙されていることに気づくのは、いつだっていい。
今日気づいたなら、今日から変えればいい。
あなたの参考になれば幸いです。
Just do it
