
最近、思うように体が動かない…

ボールタッチが急に下手になった気がする。
感覚が狂ってきた…
あなたはそのような悩みを抱えているのではないでしょうか??
結論から言うと、
サッカーが「下手くそ」になったわけではありません。
急激な成長に伴う、「クラムジー症候群」に陥っているだけです。
こんにちは、アスリートの教養ブログです。
プロサッカー選手を10年間したのち引退、20代で資産1,000万円を達成。その後、ゆる〜く仕事をし自由気ままに生きています。「サッカー」や「人生」について発信しています。
「アスリートの人生に少しでもプラスな情報」をテーマにブログを書いています。
この記事でわかること
この記事を最後まで読めば、
今の不調の正体が分かり、「自分は才能がないんだ」という絶望から解放されます。
そして、数年後に圧倒的なパフォーマンスを発揮するための「正しい過ごし方」が手に入ります。
クラムジーは日本代表選手もなっている
実は、クラムジー症候群に苦しんでいた日本代表選手は多数います。
トップ選手も経験しているため、
正しい対策をすることで必ず今の苦しみから解放されます。
本田圭佑さんは、
ガンバ大阪ジュニアユース時代に、クラムジー症候群に陥っていた話は有名です。
走るのが遅く、体の発達が遅かったそうです。
結果的に、
- ガンバ大阪ユース昇格はできず
↓ - 石川県の星稜高校に進学
- そこで、身体の成長が追いつき
↓ - 高卒で名古屋グランパス内定
鎌田大地さんも、中学生時代にクラムジー症候群で苦しんでいます。

だから、今サッカーがうまくいかないことに悩む必要なんてありません。
クラムジー症候群とは

そもそもクラムジー症候群って何ですか?
クラムジー(Clumsy)とは、「不器用、ぎこちない」という意味の英語です。主にスポーツの世界で使われる通称です。
https://www.asahi.com/edua/article/14786658
一般的に見られるのは、体の感覚の変化と柔軟性の低下です。体の動きが鈍くなって今までできていたことができなくなる。さらに、体が硬くなることがしばしば起こります.わかりやすい事例では、短距離走のタイムが落ちる、バスケットボールのシュートが入らなくなるなどが挙げられます。個人差がありますが、1〜2年ほど継続することが多いようです。

わかりやすく言うと、成長期に思うように運動やプレーができなくなることですね。
実体験:クラムジーの本当のつらさ

クラムジーは、精神的に大きな負荷がかかります。
これは、僕自身が中学1年生の終わり〜中学生3年生まで苦しんだため痛いほどわかります。
僕は、小学生の時はナショナルトレセン(西日本代表)に選出されていました。
しかし、中学生になると身体能力で勝てなくなり気がつくと県トレにすら落選。
極めつけは、所属チームでも出場できない状況になりました。
中学入学当時は、148センチほどで1年生の終わりまで身長は伸びず
そこから急激に身長が伸び、中学2年時終わりには身長が170センチまで伸びました。

その時期に、体が思うように動かない状態になりましたね。
特にショックだったことが、無意識にできていたトラップができなくなったことです。
ボールが止まらない・ヒドイ時には、ボールが足の下を通ってまともに止めることができな時もありました。
小学生時代にできていたことが、
精神的苦痛を2倍強く感じました。
これは行動経済学の「プロスペクト理論」における損失回避性が絡んでいます。
人は、
だから、小学生の時に当たり前にできていたことができなくなる感覚に陥る
「クラムジーの時期」は精神的な苦痛は2倍以上になると言うことです。
クラムジーは対策できる・むしろチャンス


クラムジーは怖くないです。むしろ成長するチャンスです。
クラムジーは、一時的なものです。
その時期に、正しい対策を行うことで大きな飛躍を遂げる期間になります。
対策は3つあります。
- 基礎技術の継続
- 身につけた技術の反復
- ストレッチや身体操作の習慣
基礎技術の継続
この時期は、体のセンサーを戻すことが重要です。
そこで最も大事になるのが、基礎技術の継続です。
特別なことは必要ありません。
僕が実際やって良かったのは、「壁あて」です。
どうしても全体練習になると、「精神的なストレス」が大きくかかります。
なぜなら、「失敗することが怖い」状態に陥っているからです。
だから、失敗を気にしない環境(自主練)を自ら作って取り組むことが
個人的には心の拠り所となりました。
身につけた技術の反復

クラムジーは、身体の成長にプレーの感覚が追いついていない状況です。
だから、身体の成長に感覚が追いつくのを「待つ」必要があります。

「待つ」って難しいですよね。
この時期に、練習量でカバーしようと必死になると怪我のリスクが増します。
身体が出来上がる時期なので、神経系の調整が必要です。
そのために、これまで培った技術の修復に向けて反復練習をしてください。
ストレッチや身体操作の習慣

クラムジーを乗り越えるために有効なのが、
「サッカー以外の動き」で自分の身体を再確認することです。

僕の場合は、それが「ストレッチ・体操」でした。
ストレッチを習慣にしたことで、
- 可動域が広がり
- 届かないボールも届く
↓ - 身体の感覚が一致した時に
- ムリがきく身体になった
体操に関しては、父親に勧められたことで始めました。
サッカーが上手くいかないストレスをぶつけるように、
逆立ちやブリッジ、をしたら1ヶ月で劇的に伸びたんです。
「あれ?俺、まだ成長できるじゃん!」
この小さな成功体験が、ズタズタだった自信を繋ぎ止めてくれました。
サッカーから少し離れて、別のスポーツをしたり、自分の体の変化を観察したりする。
その「心の余裕」が、クラムジーを抜けた後の爆発的な成長に繋がります。
やってはいけない!「逆効果」な根性論

身体が動かないと、つい「走り込み」や「筋トレ」で解決しようとしがちですよね。
でも、これはマジでやめてください。
理由は2つあります。
- 怪我のリスクが爆上がりする
- 変なクセがつく
❶は、成長期の骨はまだ柔らかく、筋肉の成長が追いついていません。そこに負荷をかけると、オスグッド(膝の痛み)や疲労骨折を招きます。
❷は、バランスが崩れた状態で無理に動こうとすると、非効率な体の使い方が癖になり、将来の伸び代を奪ってしまいます。
僕の父は幸い、スポーツの知識がありました。
「今は無理するな。ストレッチと体操だけでいい」と言ってくれたんです。

当時は「もっと走らせてくれ!」と思いましたが、
今振り返れば、あの時ブレーキをかけてくれたおかげで、選手生命は守られました。
まとめ:クラムジーは適切な知識で大きな成長に

クラムジーの時期は、例えるなら
「最新の高性能エンジン」を手に入れたばかりのレーシングカーです。
パワーが強すぎて、まだハンドル操作が追いついていないだけ。

焦らなくて大丈夫。
そのエンジンを使いこなせる日は、必ず来ます。
この時期に、保護者・指導者には適切な知識で子どもに接して欲しいなと思います。
そして、この苦しい時期は、挫折にも打ち勝つ大きな糧に変わります。
焦らず少し先を見据えて取り組んでください。
あなたの人生の参考にならば幸いです。
Jast do it



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