
サッカークラブの監督になって、初めてチームをもつことになるんだよね。監督としての心得ってなんだろう?

自分たちの代のキャプテンになったんだけど、ついていきたいリーダーってどんな人なのかな?
こんな人のための記事です。
日々働いていくなかで、監督にせよキャプテンにせよ、
- リーダーとして
- リーダーについていく一選手として
感じるところ・考えるところが色々あると思います。
この記事では、そんなリーダーについて
- ついていきたくなる監督
- 距離をとりたくなる監督
の違いを5つ、まとめていきます。
違い①ついていきたい監督は選手に投資し、距離をとりたい監督は選手を搾取する

ついていきたい監督
ついていきたい監督は、選手に対して、長期目線で投資をします。
- 時間をかけ
- 評価基準を整備し
- 一定の基準で評価する
ことで、努力の方向性・チームの健全な競争・マインド面の成長をうながすことを、かなり優先度の高い役割として認識しているわけです。
評価基準を、後回しにしない。よく観察し、気にかける。感情ではなく基準で評価し、心理的安全性を確保した環境を提供しています。
距離をとりたい監督
距離をとりたいリーダーは、短期的な勝利(利益)にしか興味がありません。
要するに、目先の勝利にしか興味がない。
チームの成果はオレのもの。選手の成果もオレのもの。
人を認めたり評価したり、するのは大嫌いです。
指示通りにプレーできる選手をこよなく愛していますね。
手間ヒマかかる評価基準の明確化なんて「何それおいしいの?」状態で、選手からいかに奪い取れるかだけを考えています。

こういう監督と付き合わなければいけない選手は、不幸という他ありません。反面教師にしつつ、脱出方法を考える必要があるでしょう。
違い②ついていきたい監督は環境を整え、距離をとりたい監督は掛け声をかける

ついていきたい監督
ついていきたい監督は、選手の働きやすさに心を配ります。
など、力を発揮しやすい環境を整えることが、結局は最も生産性アップにつながると知っているからです。
さらに言えば、「監督」の存在は、それ自体が環境の一部であることを理解しています。
監督の地位は強い権限を伴いますし、その言動の1つ1つが選手に与える影響は小さくありません。

自分の権限の強さを自覚して適性な距離を保ちつつ、選手に合った環境を提供できる監督は最高です。
距離をとりたい監督

やる気の問題だ!気合を入れ直せ!!
距離をとりたい監督は、根性論が大好きです。
言われただけでモチベーションが上がるほど、人間は単純にはできていません。
このタイプの監督は、環境を整える工夫をしないだけではなく
- 自分の機嫌で人を振り回す
- 1人の選手をみせしめに干す
- やり方を変えることを嫌がる
- 服従させることが目的になっている
など、選手にとっての環境を悪化させる取り組みに精を出すパターンさえあります。
違い③ついていきたい監督は再発防止を考え、距離をとりたい監督は犯人を探す

ついていきたい監督
ついていきたい監督は、ミスや失敗を責めたりはしません。
こういう考え方を持っているからです。
若手が急激に伸びる環境も、このような監督の下で起こります。
例えば、
- 失点に直結するミスをしても
- 原因を言語化
- ミスが起こる前の状態を見直し
- チームで未然に危険を防ぐ
そして、練習に落とし込むことで選手は100%の意識で取り組みます。
この繰り返しが、急激に伸びる理由です。
距離をとりたい監督
距離をとりたいリーダーは、責任をとることを心から恐れています。
要するに、責任から逃れようとします。
僕の実体験ですが、試合後の振り返りミーティングで
- 1人の選手を吊し上げ
- 映像を何度も流し
- いかにその選手が悪いのか
- 1時間使ってしまう

もう、誰も彼について行こうとは思わないですよね。
違い④ついていきたい監督は任せることから始め、距離をとりたい監督はマイクロマネジメントに走る

ついていきたい監督
ついていきたい監督は、選手をよく見ています。
- 丁寧に観察し、丁寧にコミュニケーションする
- 1人1人に合ったプレーを任せる
- 選手を1人前に扱い、適度に頼る
- チャレンジを応援し、成長を支援する
人間には、経験を通じてしか学べない面があります。
それをよく承知していて、致命傷にならない程度に転ばせながら、選手を伸ばしていく…そんな監督に、ついていきたいものですよね。
チームの目標、ルールはもちろんありますが、そこに向かう「過程」を委ねてくれます。

待てるって本当に強い人しかできません。
距離をとりたい監督
距離をとりたい監督は、選手を信頼することができません。
自分の保身が第一で、チームマネジメントより、いかに自分が守られるかを考えます。
だから、全体の管理のためというよりは、自分の不安を解消するために、選手の箸(はし)の上げ下ろしまで監視しようとします。
それがチームの
- 生産性
- モチベーション
- 伸びしろ
などを奪っても、そんなことには気づきもしません。
僕の実体験ですが、
- パターン練習多め
- 後ろ向きはワンタッチ
- サイドは必ずクロス
ある程度のチーム原則は必要ですが、攻撃面に多くのルールがあると選手は疲弊していきます。

また、このタイプの監督は、ダメ出しが多くて感謝が少ないことも多いので、中々悲惨です…
違い⑤ついていきたい監督は愛を語り、距離をとりたい監督はマウンティングを始める

ついていきたい監督
ついていきたい監督は、
愛があります。
監督個人の利益に固執するのではなく、試合を観戦しにきているお客さんやサッカーを共に行う仲間みんなの利益を考えるわけです。
- こうやって役に立ちたいよね
- こうやって価値を出したいよね
そういう思いを語ってくれるから、そういう行動を示してくれるから、チームは一つとなりついていきたいと思うわけです。
距離をとりたい監督
距離をとりたい監督は、
- クラブの先にいる人のこと
- クラブの仲間のこと
- クラブでつくる未来のこと
- クラブの将来のこと
を語ることができません。
代わりにやるのは、いわゆるマウンティング。自慢話、昔語り、真偽のアヤシイ武勇伝…聞かされている方は冷めていく一方です。
まとめ:ついていきたい監督vs距離をとりたい監督
「ついていきたい」そう思われるリーダーは
- 選手の未来に投資し
- 働きやすい環境を整え
- ミスや失敗があれば再発防止に集中し
- まずは任せることから始めて
- 愛を語る
監督です。
一方、「距離をとりたい…」そう思われてしまう監督は
- 選手を搾取し
- 掛け声のみが大きく
- ミスや失敗があれば犯人捜しに精を出し
- マイクロマネジメントが役割だと思って
- マウンティングを始める
監督です。

気を付けないと僕も、「距離をとりたい人」になってしまうかも…
そういう自戒をこめて、書いた記事です。
自分の環境がどちらか考えつつ、自分がどちらになりそうか考えつつ、目指す方向に近づいていきたいな、と思います。
少しでも参考になれば幸いです。
Jast do it


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