アスリート化して楽しくない…
ロナウジーニョのような選手は今後出てくるの?
アスリート化が育成年代に与える影響って?
近年、「サッカーがアスリート化してつまらなくなった」
という意見を多く聞くようになりました。
たしかに、ロナウジーニョのような
笑顔でプレーするファンタジスタを見かける機会は減りました。
では、サッカーのアスリート化は悪いことなのか?
結論から言うと、
僕はサッカーのアスリート化は最高だと思っています。
ただし、
・育成年代に求めること
・トップレベルで求められること
はまったく別物です。
この記事を読むことで
・サッカーのアスリート化がもたらす変化
・育成年代で大切にすべきこと
・まだファンタジスタに特化したポジションがある
・アスリート化が最高な理由
について理解することができます。
それでは解説していきます。
結論:アスリート化は“技術向上”を加速させている
まず、サッカーがアスリート化することで何が起こったか。
基礎技術の圧倒的進化が起こりました。
それは、
プレースピード
判断スピード
フィジカルコンタクト
のレベルが劇的に上がったことで
基礎技術向上を必然的に加速させる必要があったからです。
現代サッカーでは、
1人あたりの「ボールを持つ時間」が極端に短くなり、
一瞬の判断
身体操作
基礎技術の精度
がより問われるようになってきています。

トラップミスをしようもんなら、確実に潰される時代になっています。
つまり、
アスリート化=基礎技術向上
止める・蹴る・運ぶ
この3つを正確にできなければ、
プレッシャーの速い現代サッカーでは生き残れなくなっています。
だからこそアスリート化は
サッカー選手からすると
成長スピードが爆速する最高の環境になっています。
「つまらない」と言われる理由

ではなぜ、つまらないと言われているのですか?
そう思っ方も多いと思います。
それは、
戦術の進化とスペース減少にあります。
一人の選手がボールを持てる時間とスペースが無くなったことで
ファンタジスタのプレーを見ることができなくなったことが要因です。
その結果、
ロナウジーニョのような
“魔法のようなプレー”が観られなくなったと感じるサッカーファンが増えたのでしょう。

ロナウジーニョは、まさに最後のファンタジスタだと思います。
その結果
エンターテイメント性がなくなった
と感じるサッカーファンが増えたのではないでしょうか。
それでも現代サッカーが面白い理由

じゃあ、サッカーファンは何を楽しめばいいの?
そう思った方もいると思います。
僕が現代サッカーが魅力的で最高だと思うポイントは2つあります。
・勝利至上主義の熱狂
・わかっていても止められない選手の存在
限界で凌ぎを削るからこそ、究極のプレーが観れます。
三苫の1ミリがその最高の例だと思います。
また、
より緻密な戦術がとりいれられても
一人で打開する選手が現れたり
一瞬で状況を変えてしまうスピード
は現代サッカーでしか味わうことができません。

無理だろ!って思うことをやってのける状況が、現代サッカーの方がはるかに増えていますね。
少し前のサッカーは
ファンタジスタ以外に、エンターテイメント性がなかった。
一方現代サッカーでは
どこのシーンを切り取っても凄さが増しています。
特に印象的な選手が
・ファン・ダイク
・カイル・ウォーカー
・ソン・フンミン
スプリント能力や守備のコースどりなど
今までスポットが当たらなかった
守備面の魅力も伝わるようになってきました。

僕は、攻守両面で見所が多いことも面白みですね。
そこが現代サッカー最高の面白みです。
アスリート能力UPは何をすればいいの?
アスリート能力UPには何をしたらいいのか?
そう思った方も多いと思います。
僕の結論は
コア=インナーマッスルを鍛えることです。

ベンチプレスとか、大きな筋肉を鍛えるのではないの?
実は、大きな筋肉を鍛えることよりも体幹を鍛える必要があります。
理由は
サッカーに重要な俊敏性が失われる
トレーニングが逆効果になる
怪我が増える
ことがあります。
オススメはフィットネスバンドです。
次世代フィットネスバンドVRTXまず使って良かった点が
劣化しにくい=長期使用可能
トレーニング中きれる心配がない
信頼と安全を感じたアイテムです。

それはわかったけど、使うと何がいいの?
得られる効果は
ストレッチの可動域が上がる
体幹に効かすことができる
怪我防止と筋力強化の両方で使えるのは便利すぎます。
体幹を鍛えた上で
毎日の強度の高いトレーニング
筋力トレーニング
をすることでサッカーで必要な部位が強力に発達します。
その土台となるのが
コアを鍛えることになります。
育成年代で大切なのは“アスリート化”ではない

では育成年代ではどうなんですか?
そのような疑問を持つ方は多くいると思います。
結論:技術の基礎を徹底することが最優先です。
アスリート化に取り組むのは早くても高校年代からでいいと思います。
止める
蹴る
運ぶ
この3つの基礎を徹底して身につけることが、
高校・大学・プロとステップアップしたときに、
アスリート化したサッカーにも適応できる力になります。
あくまで
基礎技術がある
↓
アスリート化(フィジカル強化)
↓
さらにバケる(伸びる)
フィジカルが強くても、技術がなければ戦えないですね。
逆に言えば、
技術がある選手がアスリート化でさらに伸びます。
そのため
育成年代では
技術の向上が最優先になります。
ファンタジスタがまだ生き残れるポジションは?

じゃあ、ファンタジスタは絶滅していくの?
そう思った方もいると思います。
実は、まだ生き残れるポジションがあります。
それが、サイドハーフ(ウィング)です。
サイドハーフは現代サッカーで唯一
・時間
・スペース
がまだ残されているポジションになります。
相手を1対1で抜く
スピードで振り切る
フェイントで魅了する
時間を止める
そういった“エンターテイメント”が許される
最後のポジションになっています。

ただ、結果としてアスリート化できない選手は輝けないポジションです。
実際、
日本代表の三笘薫選手がその象徴的存在です。
彼のように「ゼロ→100へ加速できる選手」は、
アスリート化した現代サッカーでも、
現代版ファンタジスタの要素を含めているのではないでしょうか。
まとめ
サッカーアスリート化は大歓迎です。
むしろ
アスリート化は「技術の進化」を促す最高の変化になっています。
まとめると、
- 技術レベルがさらに引き上がっている
- 育成年代では“基礎技術”の徹底
- 基礎技術✖️アスリート化していくことでバケる
- ファンタジスタは“サイドハーフ”
サッカーがアスリート化する中で、
「つまらない」と感じる人もいるかもしれません。
でも、その裏で技術の精度は確実に進化しています。
そして、現代サッカーの中で
楽しさ
ファンタジー
熱狂
を表現できる選手こそ、
さらに価値が高まるのではないでしょうか。
今回はサッカーアスリート化は大歓迎という記事を書かせていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。



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