【原口元気は今何してる?】浦和レッズへ復帰→海外移籍の理由と「現在地」を徹底解説

サッカー考察

日本代表としてブラジルW杯でベスト16進出に貢献し

海外クラブでも長く活躍してきた原口元気選手。

しかし、

満を持して浦和レッズへ復帰したものの、

わずか一年半で海外へ移籍をしています。

サッカーファンにとっては

原口元気って現在どこにいるの?
浦和に帰ってきたのになぜすぐ海外に?
浦和レッズとの確執があるのでは…

と疑問に感じる方は多いのではないでしょうか。

結論から言うと

浦和レッズでフィットしなかったことで
将来の指導者キャリアを視野に入れた
キャリアフェーズへの決断をしたためです。

この記事を読むことで

  • 原口元気の現在
  • なぜ浦和でフィットしなかったのか
  • なぜ海外へ戻ったのか
  • 浦和レッズのサポーター問題
  • 監督としての未来

について理解することができます。

個人的には、浦和レッズのサポーターは

強力な味方にも、アンチにもなりえる存在だと感じます。

それでは深掘りしていきます。


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原口元気は今どこにいる?

現在はベルギー2部

KベールスホットVAでプレーをしています。

海外移籍に関して

指導者キャリアを見据えた挑戦と本人もコメントを残しています。

語学を学びながらプレーを続ける選択です。

海外留学もネイティブキャンプ

現地に飛び込むことほど

語学が上達することはありません。

・海外で学び続ける
・さまざまなサッカー文化を理解する
・将来の指導者としての財産を積む

つまり、

選手としてのプレーだけでなく、

次のキャリアに進むための準備期間という位置づけでの海外挑戦になります。

本来であれば、浦和レッズにタイトルをもたらして

浦和イズムを根付かせた上で引退する予定だったと考察できます。

レッズファンもフロントもそれを望んでいたことでしょう。

しかし、期待したパフォーマンスを発揮することができず

期待は失望に変わってしまいました。

その要因は3つあります。

・原口元気のパフォーマンス
・浦和レッズのサポーターの目利き
・浦和イズムの欠如

それでは深掘りしていきます。


原口元気はなぜ浦和レッズでフィットしなかったのか?

読者
読者

原口元気のパフォーマンスはなんで上がらなかったの?

そのように感じている方も多いと思います。

理由は大きく3つあります。

・プレースタイルの変化
・違いを生み出せなくなった
・ボランチ起用

具体的に解説していきます。

プレースタイルの変化

浦和レッズファンは

ドリブラー原口元気が記憶に刻み込まれています。

特に浦和レッズでプレーした6年間は

圧倒的なトリブルで浦和レッズファンを唸らせてきました。

特徴は、トップスピードでのドリブル。

DFが何人いてもブチ抜いてゴールを決めてしまうシーンは

何度も見ることができました。

しかし、ドイツに渡って以降は

  • スプリント回数
  • 運動量
  • ハードワーク

といった“守備・献身”の部分で評価される選手へ変化します。

この変化が、

浦和サポーターの期待とズレを生みました。

日本では海外リーグの評価が高いため

原口元気のドリブルは、Jリーグで無双するのではないか

と大きな期待をしていたと考察できます。

J1では「ドリブル」が通用しづらくなった

現代のJリーグは

「スペースがないサッカー」が主流です。

いくら縦に早く仕掛けるチームが増えたとはいえ

帰陣が早く守備陣形を瞬時に形成されます。

ブロックを敷かれ、

ドリブラーは守備陣形が整った中でボールを受ける頻度が増えました。

・止まった状態からの仕掛け
・ 一瞬のキレ

が求められます。

・金子拓郎
・三苫薫

がそのいい例です。

しかし、彼の強みは、

“トップスピードでのドリブル”です。

・ドリブルの種類が全く違う
・プレースタイルの変化
・献身的ハードワークが売り

しかも年齢とともにそのキレも低下することに…

結果、

  • かつてのドリブルを期待するファン
  • 海外では献身的な役割で評価されてきた

海外サッカーとJリーグの特性にマッチするのに

時間がかかり過ぎた印象を受けます。

浦和レッズサポーターにはあまりにも長過ぎたのでしょう。

ボランチ起用が多かったが、突き抜ける要素は不足

ドリブルが最大の武器から

年齢と共に、ドイツではボランチ起用も増えました。

しかし、日本ではボランチとしての能力が

不十分だった印象が強くありました。

  • 配球の質
  • ゲームメイク能力
  • パススピードと判断速度

このあたりは

“専門職”のボランチと比べると見劣りし、浦和では苦しみました。

また、チームバランスを崩してまで

ボール奪取に飛び込むプレーが多く見られました。

ドイツのサッカー感を引きずったまま、

浦和レッズでプレーする姿は

サポーターから批判の対象になったと推測できます。


「逃げた」のか? → 次のステージ”へ進んだだけ

浦和サポの一部では

・原口は逃げた
・また海外行きかよ

といった声もありました。

しかし、実際は逆です。

「浦和で通用しないから海外に行った」のではなく

「次のキャリアの準備として海外を選んだ」だけです。

むしろ、浦和レッズに監督として

戻るための“決断”とも言えます。

・指導者としての視野を広げたい
・海外で得た経験を浦和に還元したい
・将来は監督として戻りたい

未来に向けた決断と言った方が正しいでしょう。

どちらにせよ浦和レッズの未来のための

熱い決断です。


浦和サポーターは目利きが鋭い

浦和レッズというクラブの性質も大きく関係しています。

結論から言うと

サポーターの“目利き”が鋭すぎる

浦和のサポーターはプレーを純粋に評価します。

名前や過去の実績で評価しません。

いちゃりば
いちゃりば

メリットでもあり、デメリットでもありますね。

  • 動けていない
  • ボールロストが多い
  • キレがない
  • 個の力重視

こうした部分を正確に見抜くため、

原口選手への衰えがダイレクトに伝わってしまったはずです。

これまで

・高原直泰さん
・杉本健勇選手

などが実績を積んだ選手が加入していますが、

プレー批判の対象となっています

浦和レッズは“日本版レアル・マドリード”を目指して欲しい

浦和レッズの特徴は

サポーターの熱量です。

しかし、その熱量とは裏腹に

浦和レッズイズムが全くない。

異色のクラブだと感じます。

例えば

・鹿島アントラーズ
・川崎フロンターレ

・横浜fマリノス
・ヴィッセル神戸

のようなここ10年のJ1優勝チームと比べても

浦和レッズのスタイルがパッと頭に浮かばない状況です。

2006年の優勝時の印象だけが根深く残っています。

当時を一言で表すと

日本版レアル・マドリード

  • 資金力
  • 選手層
  • 常に優勝を期待される環境
  • 圧倒的個を揃える

原口元気を追い出したからこそ

資金力と個の力でねじ伏せるクラブを目指して欲しいです。

浦和レッズは長く“クラブ哲学”が安定せず、

監督が変わるたびにサッカーが変わる傾向があります。

ミシャ時代のようにJリーグを席巻した時期もありましたが、

一方で「継続性のあるクラブ作り」が不足している印象です。


浦和イズムか日本版レアル

原口選手は、

「浦和イズムを作りたい」

という思いで戻ってきたと考えられます。

しかし実際には──

・チームの方向性が定まらない
・監督との相性の悪さ
・原口選手自身のコンディション不良

これらが重なり、力を発揮できませんでした。

サッカーファンとしては

浦和レッズイズムではなく、

日本版レアルマドリードを貫いて欲しいです。

鹿島イズムみたいな歴史は

浦和レッズには根付かないからです。

なぜなら

サポーターの目利きが鋭いからです。

今を求め続けるサポーターには

即効性のある大型補強が1番の劇薬になるでしょう。

また、Jリーグに金満クラブがあっても面白い。

浦和レッズで活躍した選手ほど、

スター性があり日本サッカー界を引っ張っていく姿が想像できます。


では、原口はこれからどうなるのか?

結論から言うと

選手ではなく指導者として浦和に戻ってくるでしょう。

本人も「監督として浦和を率いたい」と明言しています。

そして、ベルギーでの経験はそのための武者修行です。

海外に行く時は、通信環境も変更必要です。

詳しくは↑

・ 若手育成の体系
・ チームマネジメント
・ 異文化でのコミュニケーション

選手としてのピークを超えた今、

浦和を再び「常勝軍団」に戻すための旅をしているとも言えます。


まとめ

今回は、原口元気選手の現在についてまとめました。

まとめると

  • 現在はベルギー2部でプレー
  • 指導者のキャリアを見据えた決断
  • それでも、未来に向けて歩いている
  • そして、必ず浦和レッズに戻ってくる

原口元気選手のキャリアはまだ終わっていません。

むしろ、

浦和の未来を背負う“監督・指導者”としての

原口元気の物語は、ここからが本番です。

浦和レッズがJリーグで優勝するには

ジーコイズム(鹿島アントラーズ)に似た

劇薬が必要です。

その一端を担うのが原口元気さんではないでしょうか。

最後まで読んでいただきありがとうございます。

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