「ゴールデンエイジって何?」
「小学生のうちにトレセンに入らないとダメ?」
「Jクラブのセレクションに落ちたら将来は厳しい?」
「ゴールデンエイジに何をやらせればいいの?」
サッカーをする子どもを持つ親御さんのそういった疑問に答えます。
元サッカー選手として10年間プレーした自身の体験や指導経験をもとに、ゴールデンエイジに本当に必要なことを解説します。
ゴールデンエイジとは?なぜ重要なのか
ゴールデンエイジとはざっくり 9〜12歳 頃の時期を指します。
この年代は「神経系の発達」がピークを迎え、スポーツの技術を爆発的に吸収できる時期。
この時期のトレーニングで技術の幅が決まると言っていいほど貴重な時期になります。
✅ ボールを止める
✅ 両足で蹴る
✅ 両足を使ってドリブルで相手をかわす
こうした基本技術を習得する黄金期です。
僕がやっておけばよかったこと
僕自身もこの時期にトレセンやJクラブのセレクションを受けましたが、小学校時代は落ちています。
とても悔しい経験だった記憶がありますがその悔しさが振り返るとよかった。
その中でも
今振り返ると、もっと 「両足を使った基礎トレーニング」 をやっておけばよかったと思っています。
- 左右両足でのトラップ・キック
- 両足ドリブル
- さまざまなボールタッチ(ジンガなど)
この時期に徹底して基礎を磨いていれば、もっと上のレベルでスムーズにプレーできた。
一方で良かった点は、「やらされていなかったこと」。
自分の意志で練習していたので、吸収力が高く大きく努力している感覚が一切なかった。
むしろ娯楽として、毎日暗くなるまでボールを蹴っていました。
結論:
ゴールデンエイジには「自分でやりたい」という意欲を尊重しつつ
良い指導者のもとで正しいトレーニングで基礎を学ぶことが理想。
トレセンやセレクションは将来を決めるのか?
僕自身は小学生のトレセンに落ちました。
ですが、中学・高校になると「小学生時代に目立たなかった選手が逆転して伸びていく」ケースを数多く見てきました。
小学生のセレクションでは、どうしても 体格やスピードに優れた子 が有利になります。
ただし、それが将来の成長と比例するわけではありません。
事実、
- 小学生で運動能力だけで選ばれた子が、その後伸び悩むケース
- 技術を地道に磨いていた子が、中高で一気に逆転するケース
「後者」の方が圧倒的に多かった。
セレクションの合否で一喜一憂する必要はありません。
技術 vs 運動能力:どちらを優先すべきか
成長期を過ぎると、運動能力(スピード・体格・パワー)はトレーニングで伸ばせます。
しかし、技術は後から身につけるのが極めて難しい。
✅ 運動能力 → 大人になってからでも伸ばせる
✅ 技術 → ゴールデンエイジで磨いておかないと後から逆転は困難
だからこそ、親も指導者も「基礎技術の徹底」を最優先にすべきと断言できます。
親御さんへのアドバイス
親のサポートは、子どものサッカー人生に大きな影響を与えます。
僕も両親のサポートが今になっても印象に残っています。
良いサポート
- 結果よりチャレンジを褒める
- 「今のドリブル良かったよ」「いいトラップだった!」とプレー内容を評価する
- 子どものSOSに耳を傾け、必要な時に支えてあげる
避けたいサポート
- 指導者の悪口をそのまま子どもに伝える
- 「◯◯に選ばれなかったからダメだ」と短絡的な評価をする
- 子どもが逃げるための言い訳を鵜呑みにする
「寄り添いながらも甘やかさない」姿勢が重要です。
家でできるおすすめトレーニングと道具
壁当て練習(最強の基礎練習)
壁に蹴ったボールの質=自分の蹴ったボールの質。
これだけでトラップ・キック・反応の精度が圧倒的に伸びます。
ボールのバリエーションを使う
- サッカーボール(サイズ3〜5号)
- ゴムボール
- テニスボール
➡︎ いろんなボールを扱うことで感覚が研ぎ澄まされ、トラップ力が大幅に向上します。
おすすめ練習道具
- リバウンドネット
壁がなくても一人で効率的にトラップ練習ができる - リフティングボール(小さめサイズ)
細かいボールタッチを磨くのに最適

リバウンドネット サッカー 室内 屋外兼用 リバウンダー リターンネット フットサル 練習 トレーニング クレイジーキャッチ 壁当て 子供 大人 UV保護加工 収納バッグ付き 95×160cm

ミズノ MIZUNO リフティングボール STEP1 ボール メンズ P3JBRC4124 ラフィートスポーツ
まとめ
- ゴールデンエイジは「技術習得の黄金期」
- トレセンやJクラブ合否は将来を決めない
- 運動能力よりも、技術を優先して磨くべき
- 親は「結果」より「チャレンジ」を褒める
- 家庭でも壁当て・ボールバリエーションでトレーニング可能
ゴールデンエイジに「サッカーを楽しみながら技術を磨くこと」が、将来の可能性を大きく広げます。
コメント