小学生まではチームの中心だったのに、中学に入ったら急に動きがぎこちなくなった
トラップやドリブルが下手になった気がする…
怪我も多くなったし体が思うようにうごかない…
そんな悩みに答えます。
実はそれ、成長期に多くの子どもが経験する“クラムジー”と呼ばれる現象かもしれません。
この記事では、元プロサッカー選手である私自身の体験をもとに、
- クラムジーの正体
- 子どもが感じる苦しさ
- 保護者や指導者ができるサポート
をわかりやすく解説します。
クラムジー症候群とは?
クラムジーは直訳すると「不器用」。
医学的には 成長期に急激に身長が伸びることで、脳と体の動きが一致しなくなる現象を指します。
- 急な身長の伸び(年間10cm以上)
- 運動神経や感覚が追いつかない
- ボールタッチや走り方がぎこちなくなる
スポーツ少年に多く見られ、特に中学1〜2年の男子に多発します。
兆候チェック(当てはまるものに✓)
- ボールが足から離れる/止めきれないことが増えた
- 姿勢が崩れやすい(上体が先に倒れる、骨盤が落ちる)
- 転ぶ/接触で弾かれる回数が増えた(バランス感覚)
- リズムの変化(走りがドタバタ、ストライドとピッチが噛み合わない)
- 急に身長が伸びた(年+6〜13cmなど)
- 体力的な問題。以前より中長距離が速く走れない
僕自身の体験:中学時代に訪れた“突然の壁”
小学生までは自信を持ってプレーできていた僕も、中学で急に壁にぶつかりました。
- 中学1年のときは148cm → 中学2年で一気に160cm超え
- それまで当たり前にできていたトラップミス連発
- 中学1年:1500mを4分50秒→中学2年:5分10秒をきれない
- 身体のバランスの変化。(小柄な頃に勝てていた相手にも弾き飛ばされる)
「努力すればするほど下手になっていく」
そんな感覚に襲われ、サッカーを続けるのがつらくなった時期。
その当時、クラムジーという考え方はなく
お前は、サボっているという指導者の圧力と自身の努力不足ではないかとの葛藤がありました。
保護者が知っておくべき3つのポイント
1. 子どもは「下手になった」のではない
クラムジーは一時的なもの。
小学生時代に培った技術は失われていません。
体が新しいバランスに慣れるまで時間が必要なだけです。
2. 正しい声かけが子どもを救う
僕の場合、救いになったのは父の言葉でした。
「今は成長期。筋トレは必要ない。」
「また、技術がなくなったんじゃなくて体が追いついてないだけだよ」
この一言で気持ちが楽になり、前向きにサッカーに取り組めました。
3. 指導者も理解を
残念ながら当時の僕が関わった指導者は「なんでそんなミスするんだ!」と怒るばかり。
結局中学2〜3年生時代は、スタメン出場がほとんどなく途中出場がほとんどでした。
その中でも俺はできると自信だけはあったのですが。
その実体験から指導者・保護者の方には
子どもたちが成長期にどんな壁に直面しているかを理解し、“待つ勇気”を持つことが大切です。
クラムジー期を乗り越えるための工夫
- 無理な筋トレよりも 基本技術の反復練習
- 練習後のストレッチや睡眠など 体のケアを徹底
- ジャーナリングや親子の会話で メンタルサポート
今日からできる「待ち方」と「整え方」
クラムジー期の練習
週3〜5回のチーム練習に、下の“15〜25分の補助メニュー”を差し込む。
ポイントは身体と脳の指令(協調性)を整えることが必要です。
- コーディネーション(ラダー/ミニハードル/多方向スキップ)
- バランス&軸を意識した基礎練習(片脚RDL・Yバランス・キャリステニクス)
- 減速・方向転換(デセル→90°/180°カット、段階式)
- ボール基礎の再同期(インサイド・アウトサイド反復→視線固定/周辺視野ドリル)
- 低〜中負荷の全身筋コンディショニング
体幹と呼ばれる自重で行うトレーニング
※「量より“質”」。筋トレの“重さ”より正しいフォームの学習と反復が重要です。
負荷管理(ケガ予防)
- 成長の見える化:身長・座高・体重を月1回記録。
- ストレッチ・セルフケアの習慣化。
- 睡眠:13–18歳は1日7〜8時間を目標に。
メンタルサポート
- 下手になったんじゃない→体が成長して合ってないだけ
- いまは体がアップデート時期。基礎の質を積み上げよう。
- ケガをしない動きが将来の武器になる。急がず、でも止まらず積み上げよう
指導者・保護者の発言は子供の精神的支柱になります。
用具の選び方
- インソール:特注がオススメ。成長痛(脛骨粗面/踵)対策に有効なことが多い。
- バランスディスク/ミニハードル/ラダー:上の補助メニューを自宅で再現可能。

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- フォームローラー:ふくらはぎ・大腿前後のセルフリリースで翌日の可動域を確保。
練習ノート(ジャーナリング):感情整理、睡眠時間記録、身長を記録→負荷と成長の見える化。
NG行動(やりがち注意)
- 「走り込みの量」で解決しようとする(協調低下+疲労で逆効果)
- 重さだけを追う筋トレ(フォーム崩壊→痛みの温床)
- ミスを怒鳴る(本人は原因不明で苦しい時期。説明と待つ姿勢が鍵)
- 評価軸が“試合の出来”だけ(成長期は“動きの質”を評価)
まとめ
クラムジーは 成長期の“試練”であり“通過点”。
保護者が正しく理解し、子どもを支えることで、必ず乗り越えられます。
- 技術は失われない
- 焦らず体と心を整えることが大切
- 指導者・親の理解と励ましが最大のサポート
サッカーだけでなく、バスケや野球などすべての競技で起こり得る現象です。
「今はそういう時期なんだ」と冷静に受け止め、子どもの未来を信じて支えてあげましょう。
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