プロサッカー選手になりたい
プロになる確率って何%なのかな?
東大より確率が低いっていうけど、目指し続けて良いのかな?
そんなに狭き門なら諦めた方がいいのかな…
そのような疑問に答えます。
しかし、実際にJリーグでプレーし、10年間サッカーに全てを捧げた僕からすると、 この“確率”という数字は大きな誤解を生む と思っています。
なぜなら、その数字には「罠」が隠れているからです。
データで見るプロになれる確率
まずはよく出てくる数字を整理しましょう。
- 日本サッカー協会(JFA)登録選手:約83万人
参照:JFA|公益財団法人日本サッカー協会 - Jリーグ(J1〜J3)登録選手:約1,900人
参照:〖公式〗Jリーグ公式サイト(J.LEAGUE.jp)
単純計算すると 0.2%前後。
つまり「500人に1人しかプロになれない」というイメージになります。
※登録選手の中には、外国籍選手もいますがザックリ計算しています。
一見すると「東大合格(合格率35%前後)よりも遥かに難しいじゃないか!」と思うかもしれません。
参照:大学通信オンライン
しかし、ここが大きな落とし穴です。
数字の罠とは?
この83万人という登録選手数には、以下のような人たちも含まれています。
- 小学生や中学生の「サッカー少年団」の子どもたち
- 社会人になって趣味としてサッカーを楽しんでいる人
- 部活動の一環でやっているけれどプロ志望ではない高校生
つまり 「全員がプロを目指しているわけではない」 のです。
僕自身、大学時代に約250人の部員がいましたが、
その中で「本気でプロを目指していた」のはわずか15人程度。※トップチーム約30人の中の試合に絡む15人ほどしかプロを目指し続けていなかった。
残りの選手は「サッカーは好きだけど将来は就職」と考えていました。
このように考えると、実際にプロを本気で目指している人数は、83万人よりずっと少ない。
だから 「0.2%」という数字だけを見て絶望するのは間違い だと言えます。
東大受験との違い
「東大に入るよりプロサッカー選手になる方が難しい」
こう聞くとインパクトは大きいですが、本質的には比較の仕方が違います。
- 東大は「受験者=全員が合格を目指している人」
- サッカーは「登録選手=必ずしも全員がプロを目指しているわけではない」
つまり、母集団の条件がまったく違う。
もし仮に「本気でプロを目指している選手」だけに絞れば、確率はもっと高くなるはずです。
数字のトリックに惑わされないことが大切です。
プロになれる選手の共通点
では、実際にプロになれる選手にはどんな共通点があるのでしょうか。
私が現場で見てきた中で感じたのは次の3つです。
- 日々の積み上げを徹底している
- 今日1日をコツコツ積み上げられる。
- 食事や睡眠まで逆算して管理
- 諦めない気持ちと強い意識
- 高校・大学で燃え尽きて辞めてしまう選手は多い
- 結果的に辞めずに続ける決断をする選手が残る
- 「絶対プロになる」とブレずに行動するできるかが重要
- 人間性も評価される
- サッカーには野球のようなドラフト制度がない
- そのため、練習参加など人との繋がりがプロになる要素にある
- また、スカウトはプレーだけでなく「人柄」「伸びしろ」を重視している
正直、プロを目指すことを肯定したいわけではありません。
大事なことは、プロを目指す過程が人生を豊かにすることを実体験から伝えたいだけです。
僕自身の体験から伝えたいこと
プロを目指せすべきだ。それは一切思っていません。
むしろ、成長する中で趣味・思考は変わってきます。好きなことをとにかくやり続けて欲しい。
その上で、プロを目指すことが僕の人生に与えてくれたことを伝えます。
- 「毎日の練習を全力でやる」
- 「小さな積み重ねを大事にする」
- 「周囲を納得させる人間であること」
この過程を徹底した結果としてプロ契約に繋がったと思っています。
実際にプロになってからは給料も決して高くはなく、最初は10万円台、最高でも月35万円程度。
普通に会社員をしていた方が経済的には豊かだったかもしれません。
それでもサッカーを通じて「逆算する力」「継続力」「人を巻き込む力」を学べたことは、今の社会人生活にも大きく役立っています。
結果的に、プロになることよりも過程が今の僕にとって財産になっています。
何が言いたいか
プロサッカー選手を目指している方へ、私が一番伝えたいのは、
「確率に振り回される必要はない」ということです。
0.1%、0.2%という数字はあくまで統計上のもの。
実際に大事なのは、あなたが今日どう行動するかです。
- プレーだけでなく人として評価されるか?
- 周囲を納得させられる努力をしているか?
- 夢を叶えるために「地味な積み上げ」を続けられるか?
ここに尽きます。
まとめ
- データ上ではプロになれる確率は 0.2%前後
- しかし、これは「全員がプロを目指している」という前提に基づいた数字であり、実態とはズレている
- 東大受験と違い、母集団に「本気で目指していない人」が多く含まれている
- プロになるために大切なのは「確率」ではなく「過程」
夢は数字ではなく、行動で掴むものです。
もしあなたが本気でプロを目指すなら、今日からできることを一つずつ積み上げていきましょう。
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