子どもにどんな食事を食べさせればいいのか分からない…
スポーツを頑張る子どもに本当に必要な栄養って?
パフォーマンスを上げるための食生活が知りたい….
そのような悩みに答えます。
特にサッカーや野球など運動量の多い競技では、食生活がパフォーマンスに直結します。
実際、プロサッカー選手として10年間プレーする中で、食事を見直すことで大きな変化を経験しました。
今回は、私が現役時代に 「やめてよかった食材」 を3つご紹介します。これは小中高生の選手や、その親御さんにとっても役立つ内容です。
1. お酒|練習の質を劇的に上げる
私が真っ先にやめてよかったのが「お酒」です。
プロ1年目の頃は毎週のように飲みに出かけていましたが、翌日の練習で100%の力を出せないことが多く、翌日の頭痛やだるさからオフを無駄に過ごしている要因だった。
思い切って断酒したことで…
- 朝の目覚めが格段に良くなる
- 練習に集中できる
- 回復力が上がりコンディションが安定する
半年以内にその効果を実感し、「10年間プロとしてやり切れた大きな要因」になったと確信しています。
※子どもに直接関係する部分ではありませんが、親御さん自身が夜更かしやお酒で疲れを溜めないことは、子育てやサポート面で間違いなくプラスになります。
Q. 飲み会の誘いはどう断っていたの?
A. アスリートとして、自分のプレーの責任は自分で取らなければならないという自覚があったので、断る材料は十分にありました。「プロとして自分の体を管理するため」とシンプルに伝えれば、周囲も納得してくれました。人生をかけて取り組んでいるので、毅然と断ることができました。
2. 白砂糖|依存性と体調不良を防ぐ
次にやめてよかったのは「白砂糖」です。
白砂糖を摂ると一瞬で脳が冴える感覚がありますが、その後は急激にエネルギーが切れ、頭がぼんやりしてしまう。依存性も高く「もっと欲しい」という感覚に振り回されていました。
砂糖を控えることで…
- 集中力の持続時間が長くなる
- 練習や勉強中のイライラが減る
- 体のだるさや倦怠感が改善
代替としては、
- 黒糖
- はちみつ
- アロース糖(低GIの甘味料)
など、血糖値の急上昇を避けられる自然な甘味をおすすめします。
Q. 甘いものをやめると子どもはストレスを感じるのでは?
A. 完全に禁止する必要はありません。子どもがストレスを感じるような制限は逆効果です。ただ、基本的に白砂糖を摂らない習慣をつけることが大事です。安いお菓子に含まれる白砂糖は中毒性が高く、体調や集中力に悪影響があります。
3. グルテン(小麦製品)|胃腸と回復力を改善
最後に紹介したいのが「グルテン(小麦製品)」です。
パンやパスタ中心の生活をしていた時期は、常に腸が重く、便通も不安定。
試合や練習の翌日に疲労が抜けず、動きのキレも落ちていました。
米中心の食生活に切り替えた結果…
- 胃腸の不調が改善
- 便秘がなくなり、腸が栄養を吸収する感覚を実感。
- そのため、疲労回復スピードがアップ
- 翌日の練習で体が軽い
日本のお米は栄養価も高く、何より消化に優れているので、成長期の子どもには特におすすめです。
Q. どんな食品を避けたの?
A. パスタやピザ、パンを中心に控えました。特にピザはほとんど食べませんでした。完全にゼロにする必要はありませんが、米中心に置き換えるだけで体調は劇的に改善します。
Q. 代わりに取り入れたおすすめの食材は?
A. 日本のお米は消化に良く、栄養価も高いためおすすめです。僕は玄米をオススメですが、ご飯を中心にした和食を意識するだけで、体調管理がしやすくなります。
親御さんへのメッセージ
子どもは自分で食生活をコントロールできません。だからこそ、親御さんが「何を食卓に並べるか」で将来のパフォーマンスや健康が決まります。
- 清涼飲料水やお菓子の白砂糖を減らす
- パン・パスタ中心の食生活を控え、米中心にする
- 甘味は自然由来のものを取り入れる
こうした小さな工夫で、子どもの集中力や疲労回復力は大きく変わります。
まとめ
私がプロ生活でやめてよかった食材は お酒・白砂糖・グルテン の3つです。
- 練習や勉強への集中力アップ
- 腸内環境改善、疲労回復スピード向上
- 体調の安定
親御さんが意識的に取り入れるだけで、子どもの体とパフォーマンスに大きなプラスになります。
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