息子の試合にどんなお弁当を持たせたらいいんだろう?
せっかく持たせるなら、子どもが喜んで食べられて、しかもサッカーのパフォーマンスが上がるものにしたい…
サッカー少年を持つ保護者の方なら、一度はこんな疑問を抱いたことがあるのではないでしょうか。私自身、小学生の頃からサッカーをしていて、試合や練習に持たせてもらったお弁当は心の支えでした。そしてプロになってからも、どんな食事を取るかでパフォーマンスが大きく変わることを身をもって経験しました。
今回は、実際に私が小学生時代に「本当に嬉しかったお弁当ベスト3」を紹介します。共通点は、①子どもが喜ぶ、②試合で食べやすい、③エネルギーになりやすいという3つの条件を満たしていること。さらに栄養学的な観点からも「なぜおすすめできるのか」を解説しながら、保護者の疑問に答えていきます。
炭水化物が鍵!試合で走り切るための栄養学
まずお伝えしたいのは、今回紹介する3つのメニューはいずれも「炭水化物」が中心だということです。炭水化物は体内でブドウ糖に分解され、すぐにエネルギーとして使える栄養素。サッカーのように走り続けるスポーツでは必須の燃料になります。
プロの現場でも、試合前には必ずパスタやおにぎり、うどんなど炭水化物を中心にした食事が提供されます。これを食べることで、最後まで足がつらずに走り切れたり、集中力を維持できます。小学生でも原理は同じ。だからこそ、試合の日のお弁当は「炭水化物中心」が鉄則です。
第3位:定番なのに最高!鮭・明太子・ツナマヨおにぎり
やっぱりおにぎり。特に具材は鮭・明太子・ツナマヨ。この3つは「塩分」「たんぱく質」「脂質」のバランスが良く、汗をかくサッカー少年・少女にとって理想的です。
例えば、真夏の大会で3試合あった日。体力も汗もどんどん奪われます。そんな時に鮭おにぎりを一口食べると、塩気と旨味が体に染みわたり、また走れるような感覚になったのを今でも覚えています。
また、おにぎりは試合の合間に立ったままでもパッと食べられるのが大きなメリット。大人になった今振り返っても「補食」としてこれ以上便利なものはないと思います。
プロ時代、練習後に空腹で力が出ない時も、結局最後に手に取るのは「おにぎり」でした。それほどシンプルで効果的なエネルギー源です。
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第2位:食欲が落ちてもスルッと食べられるパスタ
2位はパスタです。なぜかというと、食欲が落ちやすい練習後でもスルッと食べられるから。特に小学サッカーの試合は午前・午後に分かれて複数試合が行われることが多いですが、1試合終えた直後は疲れていて、揚げ物や重たい弁当は正直食べられません。
そんな時でも、和風パスタやオイル系のさっぱりしたパスタなら不思議と食べられる。
さらに、麺類は消化が早いので短時間でエネルギーに変わります。実際に私がプロになってからも、試合当日の補食には必ずパスタやうどんが用意されていました。
小学生の頃、午前の試合が終わってお腹は空いているのに「重たい弁当は食べられない…」ということがありました。でもパスタだとするっと胃に入る。午後の試合でまた走れる。この経験は、後にプロの現場でも「やっぱり理にかなっていたんだ」と気づきました。
家庭で作る場合は、オリーブオイルや和風ドレッシングで味付けしたシンプルなものがおすすめ。コンビニパスタも便利ですが、子どもの体を考えるなら、できるだけ手作りを意識すると良いでしょう。
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第1位:真夏の救世主!冷やし中華・冷やしうどん
そして堂々の第1位は、冷やし中華や冷やしうどんです。冷たくてツルッと食べやすいだけでなく、消化も良く、夏場でも食欲をそそる万能メニュー。
特に印象的なのは、小学生の大会で炎天下の中3試合した時。体力も気力もギリギリの中、母が持たせてくれた「冷やしうどん」を食べた瞬間、体がスッと楽になって「もう一試合頑張ろう」と思えた。
実際、冷やしうどんは準備も簡単。冷凍うどんをゆでて水でしめ、麺つゆを小分け容器に入れて一緒に持たせるだけ。保冷剤をつければ衛生面も安心です。
プロの試合でも、夏場の補食に冷やし麺はよく出てきました。小学生の頃は「おいしいから好き」だったけど、大人になってからは「ちゃんと理にかなっていたんだ」と納得しました。
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残念だったお弁当
一方で、揚げ物やご飯をぎっしり詰めたガッツリ弁当は、試合の合間だと食べづらく、残してしまうこともありました。親の愛情を感じるだけに、食べきれないと子どもも辛い気持ちになります。だからこそ、「試合中でも食べやすいもの」を意識してあげることが大切です。
まとめ:子どものパフォーマンスを支えるお弁当選び
- 第3位:おにぎり(鮭・明太子・ツナマヨ) → 手軽・塩分補給に◎
- 第2位:パスタ → 食欲がなくても食べやすく、すぐエネルギーに変わる
- 第1位:冷やし中華・冷やしうどん → 真夏でも喜ばれる万能補食
サッカー少年にとって大切なのは、「食べやすさ」「エネルギー効率」「子どもが喜ぶこと」。保護者が時間をかけて作る豪華なお弁当も素敵ですが、試合の合間にはむしろ食べづらいこともあります。だからこそ、シンプルで工夫されたお弁当こそが、最後まで走り切る力を与える最高のサポートになります。
忙しい時はコンビニで代用しても大丈夫。大切なのは「子どもが笑顔でサッカーを楽しめるかどうか」。お弁当はその大事なエネルギー源です。ぜひ今回の内容を参考にして、次の試合のお弁当作りに役立ててください。
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