【アスリート体験談】2年間ヴィーガン生活を続けて感じた本音|怪我とパフォーマンスの真実とは?

サッカー上達

こんにちは、元サッカー選手のいちゃりばです。

・ヴィーガンってどうなのかな?

・健康になるのかな?体に現れる変化は?

・生き辛さはあるのか?

そういった疑問に答えます。

今回は僕が2年間ヴィーガン生活を続けたリアルな体験談をお届けします。
ヴィーガンに興味がある方、怪我が多くて悩んでいるアスリート、健康志向の方のヒントになる内容です。


▶ なぜ僕はヴィーガンを始めたのか?

プロ入り半年後、僕は**「グロインペイン症候群」**という怪我を負いました。
中田英寿さん・長谷部誠さんも発症しているサッカー界では有名なこの怪我。日常生活すらままならず、リハビリは半年以上に及びました。

「もう二度と同じ苦しみは味わいたくない」
その想いから、たどり着いたのが「食事で血液をキレイにする」という考え方。そしてビーガン生活が始まります。

動物性タンパク質は、血を汚すとの考え方になるため基本的に肉を取らない生活を取り入れました。


▶ ヴィーガン生活の基本ルールとメニュー内容

僕のヴィーガンスタイルはかなりストイック。

  • 白米に玄米粉を混ぜて炊く
  • 1日6合の玄米を摂取(1食2合 × 3食)
  • 茹で野菜・根菜・納豆・豆類がおかずになる
  • プロテイン・サプリは禁止
    加工食品NGとの考えで取り入れていませんでした。
  • 基本は「自然食」、加工食品NG

ですが、今振り返ると少し極端すぎたと感じています。


▶ ヴィーガン生活で得られた「5つの良かったこと」

① 体の締まりが格段に良くなった

脂肪がそぎ落とされ、体の輪郭がハッキリと変わりました。
パフォーマンス面では体のキレや軽さを実感

② 便通が絶好調

胃腸が軽く、毎日快適に過ごせました。腸活効果◎

動物性タンパク質をやめたことで、便の臭いが変わり腸内環境が劇的に向上。

③ 集中力が高まった感覚

余分な脂質がないため、思考がクリアになった。

④ 食生活に対する意識が高まった

「何を食べるか」が「どんな体をつくるか」に直結していると実感。

⑤ 家族のサポートで前向きに頑張れた

両親が毎日ご飯6合に合うおかずを工夫してくれて、本当に助かりました。


▶ しかし…ビーガン生活には「明確なデメリット」もあった

❌ エネルギー不足による手の震え

1食2合食べても約3時間で手の震えを感じていた。糖質が追いつかない感覚。

❌ 付き合いが悪くなり孤独感を感じる

みんなと同じ料理を食べられず、チームメイトの誘いも断ることが多くなった。
「変なやつ」と思われることも。

❌ 食費が高くつく

特に玄米6合など、量で補うためコスパは悪くなりがち

❌ プロテイン禁止による筋肉維持の難しさ

タンパク質の摂取が困難で、筋肉の成長効率は正直落ちました。


▶ ヴィーガンを辞めたきっかけと“食”に対する価値観の変化

最終的にヴィーガンを2年もの間継続できたのは、怪我の苦しみが予想以上だったから

しかし、食は人生と直結する大事なこと
この価値観がヴィーガンからの洗脳を解き放ってくれました。

ヴィーガンをやめてからは、

  • 肉も魚も野菜もバランスよく
  • 美味しいご飯をみんなで楽しむことの大切さ
  • 外食の席や付き合いの価値

に気づきました。


▶ 今からヴィーガンを始める方へのアドバイス

押し付けないことが超重要!
周囲に「自分ルール」を強要すると孤立します。誘われたら行って食事を楽しむのも大事。

週末ビーガンから始めるのがおすすめ
一気に変えるのではなく、少しずつ取り入れていくほうがメンタル的にも続きます。

腸内環境の変化で体調が良くなるので、ビーガン食はオススメではある。

加工されたビーガン食品にも注意
ヴィーガン向けでも添加物が多いものはNG。
→「植物性プロテイン」も選ぶ基準が大切


▶ 僕の理想の食生活とは?

今の僕の食スタイルは、

「肉も魚も野菜もバランスよく、無理なく美味しく」

健康やパフォーマンスのために「何を抜くか」ではなく、**「どう楽しむか」**を大切にしています。


▶ 今のアスリートに求められる「知識×実践」のチカラ

いま、アスリートを取り巻く情報はとにかく多いです。
SNSでもYouTubeでも、「これが正しい食事法だ」「このトレーニングが最強だ」といった声があふれています。

でも、大事なのは“プロから学ぶこと”と“自分で試して体感すること”の両輪です。


まずは「しっかり学ぶ」こと

  • 信頼できる栄養学の知識を得る
  • 科学的根拠に基づいたパフォーマンス向上の知識を吸収する
  • 食事や体の仕組みを理解して、「選べる目」を育てる

次に「実際にやってみる」

本や講義で得た知識を、まずは自分の体で試してみる
合うか合わないかは、人によって本当に違います。

僕自身も2年間ヴィーガンをやってみて、「これはちょっと自分には合わない」と感じました。
でもやってみたからこそ、気づけたことがたくさんありました。


知識だけでは、体は変わらない

今のアスリートに求められるのは、

  • 「情報に流されず、自分で選び取る力」
  • 「まず試して、自分の感覚で判断する力」
  • 「合わないものをムリに続けない柔軟性」

つまり、“学ぶ → 試す →判断する”というサイクルを持つことが、パフォーマンスアップの鍵です。


▶ 結論:学びと体験を通じて、自分だけの最適解を見つけよう

ビーガンが合う人もいれば、合わない人もいる。
大事なのは、「他人の意見」ではなく、「自分の体がどう反応するか」。

その判断をするためには、まず正しい知識を得ることが欠かせません。

そして、知識をインプットするだけで満足せず、実際に試してみる勇気と柔軟性を持ちましょう。


✅ 最後に…

食事はあなたの“パフォーマンスの土台”です。
誰かの正解ではなく、“あなたの正解”を見つけましょう。



  • ビーガンで得たものもあったけど、失った楽しみもあった
  • 食事は“栄養”であり“文化”であり“喜び”でもある
  • 極端に走らず、自分の身体と心に合う形で取り入れることが最重要!

「長生きしたい」もいいけど、「今を心から楽しむ」生き方もまた正解です。


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